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作品十首

 投稿者:寿子  投稿日:2009年 6月10日(水)15時13分35秒 opt-123-254-63-192.client.pikara.ne.jp
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      小旅行

バスよ見る鳴門の海は渦潮の逆巻き微塵の光りを放つ

乗り継ぎの駅地下道の雑踏も靴音弾むわが小旅行

尋ね来しなばなの里は見頃とぞ薔薇の花咲くあやなし開く

薔薇の園四千本が咲くといふ名札たしかめ香に酔ひめぐる

記念して名づけられたる薔薇の花さも相応(ふさは)しく咲きて臈(らふ)たし

長良川河畔に咲けるたんぽぽの花は直(す)ぐ立ち水音(みおと)に揺るる

たんぽぽの花のあとなる冠毛のけぶりて淡し夕光(ゆふかげ)のなか

夜の闇に白き綿毛は舞ひ行かむ子なるたんぽぽ育つ地探し

枇杷の樹の緑に揺るる葉の陰に五つ六つか青き実育つ

枇杷の実の葉かげに寄り添ひ育つ見ゆ吾が姉弟(はらから)の遠き日の如(ごと)
 
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