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無題

 投稿者:寿子  投稿日:2009年10月13日(火)13時31分57秒 opt-123-254-42-136.client.pikara.ne.jp
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  無題

雨すさびひと夜の明けぬ土に敷く百日紅(ひやくじつかう)に鉦叩き鳴き

はらはらと傘に散りくる萩の花露保(も)て咲けば露こぼしつつ

青空を仰ぎて咲けり紅芙蓉うす紅(くれなゐ)に朝日透かして

透く翅に光りを添へて流れたり吾が目(ま)のあたり飛ぶ鬼やんま

日を浴びて緋のいろ尽くす彼岸花明日は詣でむ父母の墓

後手を母とて見つるシーン消え涙とまらず若き姿に

和(にこ)やかに笑まひ顕ち来る母なれど幸せなりきや母の一世は

幾許を残す余生か知らざれど流し尽くさむこのせせらぎに

日の注ぐ駅前茶房の昼下がり憂さは差しおき友らと語る

帰らなと友の言ひ出づ百貨店(デパート)の五時のチャイムの茶房に聞こえ
 
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