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水仙

 投稿者:夕波  投稿日:2009年 1月 5日(月)20時05分49秒 softbank220000123160.bbtec.net
  水仙の花を飾りし正月に微かな老いが鏡に映る  

よすがの旅路

 投稿者:万兆  投稿日:2008年12月31日(水)19時34分5秒 ntoska321084.oska.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
  夜すがらに耽り読み来し百選の歌に残りし賢人の言(こと)
百選の翁をしのぶ旅ぞらに初雪ふれり猪名の柏原
猪名川の名も高々と屏風岩千代の常磐に松枝うつせよ
名にも負ひ気高くも立つ屏風岩猪名の流れにうつし晒しつ
初雪に挙(こぞ)りより鳴く玉すずめ 飛び交ひ見せるふるき里庭
 

霜の朝

 投稿者:パストラル  投稿日:2008年12月15日(月)18時07分54秒 softbank221090043049.bbtec.net
  渋柿も赤く染まりてたわわなりいつ落ちるのか問うてみるなり

 山里の道に柿の樹が1本、誰も取らないのか
 熟した柿が沢山生っていました。
 初めましての、投稿です。
 

今月(十二月)の歌更改しました。

 投稿者:三木計男  投稿日:2008年12月 8日(月)21時22分4秒 usr220208003195.tcn.ne.jp
  ホームページ、今月(十二月)の歌を更改しました。
与謝野晶子の最晩年の歌がとりあげられています。
来嶋靖生先生の解説とあわせ、ご鑑賞ください。
 

 投稿者:nadeshiko  投稿日:2008年12月 7日(日)01時31分39秒 p7145-ipbfp901tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
編集済
  晩秋の山の銀杏は金の壷虹を織り上げ天に届かん
(虹の端には黄金の壷があると言う西洋の伝説から)

http://akiclearwater.spaces.live.com/default.aspx?wa=wsignin1.0&sa=84614440

 

作品5首  望郷の島

 投稿者:不知火  投稿日:2008年12月 5日(金)10時04分16秒 ntkmmt086000.kmmt.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
  土手に立ち見放くる海の彼方には浮かびて青き望郷の島
古井戸をのぞいて見れば暗闇の底に鈍く光る水の面
庭すみで古き経本破りつつ燃やしゆくなり炎よ怒れ
街路樹の黄の葉が土に散り積もるおりふし風に吹き散らされて
少年を従者にしつつ犬がゆくすすき穂揺れる野道の中を
 

作品十首(海へ行く道)

 投稿者:寿子  投稿日:2008年12月 2日(火)12時40分49秒 usr220208003195.tcn.ne.jp
編集済
   海へ行く道

冬晴れのま昼のひかり身に浴びて愛(いと)しみ歩む海へ行く道

この道をシャッター通りと人の言ふ四国架橋後港は寂れ

光りつつ岸壁を打つさざ波に出船の銅鑼を聞かましものを

義経が嵐の中に着きしとふ浦に聞かまし旗挙げの鬨

いざ往かむ目差すは屋島と手を翳(かざ)す我が義経は今も若武者

岸壁に立ちて眺むる水平線幾世の人がはたてと見しか

八十を超ゆる夫婦の記念にと市長よ贈らる対のお湯飲み

山茶花の初花一つ開きたりお茶にしませと夫(つま)呼ぶ庭に

花芯より羽音ふるはせ冬の蜂ゆるり出で来て茂みに消ゆる

咲き過ぎて黄の色褪する石蕗に山茶花白き花びら零す
 

秋の夕暮れ

 投稿者:万兆  投稿日:2008年12月 1日(月)22時24分29秒 ntoska594190.oska.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
  噛みしむる 日々の暮らしを 生き来しか 師走に問ひて 烏賊するめ噛む
咎人の 敷き造りしとふ 道の辺に 鎖塚とふ 土盛りの墓
最果ての 道敷き逝きし 咎人の 鎖塚とふ 盛り土に雪
秋日和 布引山の 貯水池を 息長(しなが)の鳥は 紅葉ゆらしつ
夕されば 秋の一日を 惜しむがに 囀りなくや 雀色時
 

作品十首(無題)

 投稿者:三木計男  投稿日:2008年11月18日(火)11時35分18秒 usr220208003195.tcn.ne.jp
編集済
        無題

夜のうちに山は紅葉に染まりなむ今朝は胴着(ベスト)を召せと妻言ふ

山茶花の一輪咲けりと言ふ声に立ち見る縁の足に冷たし

夏枯れの伽羅蕗いつか萌え出でて新葉のうへに花を擡ぐる

本棚よ落つればあはれ装丁のくづれ解(ほぐれ)れつ古き詩集は

浮かさるる思ひに求(と)めし日のありき敗戦の年刷られし詩集

古書店は五十円とし奧附に一円とあり我が春の糧

図書館の夕日はことさら赤くして一日甲斐なし史料渉猟

目を凝らし細字たどりつ尋(と)めざらば変哲もなき町史図版も

限りなき史料をさがし日暮せば書冊の重し行きつ戻しつ

勝てざりし親族(うから)の史料は乏しくて隠るる中を探り追ふのみ
 

作品十首(晩秋)

 投稿者:寿子  投稿日:2008年11月18日(火)11時24分19秒 usr220208003195.tcn.ne.jp
     晩秋

二次会に茶房へ移らむ旧友ら語らひ飽かず席空き待つ間も

会に出て大正琴を弾きしと友CD呉るるうきうきとして

哀愁を帯びたる旋律(メロディー)聴きをれば月かげ青く窓へ差し来る

窓に差す月のひかりに誘はれて仰げば十六夜天心わたる

CDの楽の音聞きつつ灯り消す更けゆく真夜の光(かげ)の静けさ

新開の団地なりしが人ら老い売り家(や)の幟傾き垂るる

砂場には遊ぶ児見えず雀どち古き団地に来たり餌を食む

啄みてゐたりし雀一斉に何ぞや飛び立つ羽音揃えて

家々に柿の実赤く熟れてをり古き団地に椀ぐ人のなく

夕茜静かにうすれわが庭の紅萩の花仄か色点(さ)す
 

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