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回答

 投稿者:ドクタートール  投稿日:2009年11月 3日(火)01時20分12秒
  通報 編集済
  sayo さん:私ならばもうクロミッドは使いません。クロミッドは皆さんご承知のように、抗卵胞ホルモン作用で排卵を
 起こす薬ですから、排卵は起こしますが、排卵期の頚管粘液が減少する人が多い(増える人もあります)ですから、
 精子の遡上の妨げになりますので、排卵はしますが妊娠しにくいという傾向があります。

 このことはもう40年まえから知られています。貴女の場合、御主人が人工受精に積極的でないわけですから、
 頚管粘液の減る治療法はこの際適当ではありません。

 その代わりの方法としては、やはりクロミッドとおなじ抗卵胞ホルモン作用で排卵を起こすくすりですが、私が
 好んでつかうのはセキソビッドです。

 これは、おなじ抗エストロゲン剤でもその作用がよわく、従って、無排卵症のかたに排卵を起こす作用は弱いです
 が、そのかわり、頚管粘液を減少させる作用は少ないですから、人工授精を希望しない場合には、この方が適して
 います。

 セキソビッドだけで排卵しないあるいは、頚管粘液が増加しない場合は、それにHMG 注射を併用すれば、頚管粘液
 は充分にふえますから、自然セックスでも、精子の遡上が妨げられませんので、妊娠になる可能性が高いです。

 私はクロミッドを第一選択薬とすることはまずありません。理由は上にのべたことのためです。

 貴女の場合、卵管因子(卵管造影での異常)がなければ、セキソビッド+HMG と言う方法があります。

 これもすでに済生会病院で施行すみでしたら、あとは私のところであれば、排卵誘発剤なしで、自然では、どの
 程度頚管粘液がでるのかを一度だけ経過をみて、頚管粘液があまりでないようであれば、第一にすることは、
 やはりセキソビッド+HMG で頚管粘液を増やして、性交の翌日にどの程度精子が進入しているかをまず調べる
 ことからでしょうね。

 精子がよく進入していれば、あとは黄体期の黄体補充療法を必ず行います。

 卵管造影がすんでいなければ、お一人お子さんがあっても必ず卵管造影は行います。

 そのつぎの段階としては、子宮鏡をつかって、子宮内に、着床を妨げるようなポリープがないかをみる内視鏡
 検査をしてみます。

 また、どの周期にも毎周期、黄体機能補充療法は大切だとおもっています。

 36歳であればもうある程度時間との競走の段階ですが、かならずしも卵の質が悪いとは決めつけられないと
 思います。
 よい卵とよくない卵が交代で出てくるかもしれませんから、よい卵がでたときにすかさず妊娠になるように、
 頚管粘液を増やしつつセックスのタイミングをとり、充分な黄体機能補充療法をやればよいのではないでしょうか?

 今している黄体ホルモン坐薬挿入法も悪くはないですが、ヌメヌメしたものがおりてきますから、結構不愉快な
 方法のようですね。

 嘗て、かなり以前に、私もやってみましたが、不評のため今はやっていません。

 膣坐薬よりも、経口黄体ホルモンによる方がらくですし、数ある黄体ホルモン剤から貴女に適してものを選んで
 使えばまだ妊娠の可能性は有るように思いますね。

 さらに具体的には、もし来院されれば、お話し致します。

 貴女のご質問をよくよんでみますと、「排卵日あたりにHCG 注射」とかいてありますが、HCG のまえにセックス
 をして精子の進入を確認してもらっているでしょうね?

 もしも、頚管粘液があるのに精子が粘液中に見られないのであれば、これは御主人の精子の状況を見てみないと
 いけません。

 その結果が、精子に問題有りならば、御主人も2人目を諦めるか、人工授精を希望されることに気がかわること
 もありそうですね。

 一人お子さんがあるからといって、今でも、精子の状況が以前と同じとは限らないですよ。
 上のお子さんが5歳くらいであれば、意外に精子が自然妊娠不可能な位まで、減少している場合も結構みつかり
 ますよ。

http://mot@quartz.ocn.ne.jp

 
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